2020年12月、80代の父が亡くなりました。
2020年3月に歩けなくなり、そのまま入院となりました。
難病と診断を受けている最中で、そのまま難病と診断確定し、4月には療養型病院へ転院しました。
その後9ヶ月間、寝たきりのままでしたが最期まで生き抜いてくれました。
長い長い月日、毎日、毎分毎秒のマスク型呼吸器による人工的な呼吸のサポートによって生き続けました。
自分のリズムで呼吸ができない苦しさは、きっと相当苦しいものだったろうと思うのに、
父は私たち家族には弱音を吐かず、最後まで強い気持ちで頑張って生き抜いてくれました。
本当に父らしい、最後の最後まで、お父さんのままでした。
父の亡き後、空を見上げました。
雲の隙間から、太陽の光が放射状に伸びている午後でした。
彩雲でてるかもと見上げてたら、そのほんのあとに、小さい彩雲を見つけました。
一瞬で、彩雲は消えてしまいました。
しばらくカメラを持って、ベランダへいってみたりもしましたが、
雲はあっという間に形を変えて、風でどこかへ行ってしまいました。
去年の秋に、2回も彩雲を見れてから、しばらく見れていなかったので
また見ることができてよかった。
お父さんが、やっと寝たきりの状態から、天国へ向かって旅立ったと思うと、これで苦しみから解放されたね、頑張ってくれたねという気持ちです。
お父さんがこの世にいないことは寂しいけれど。
でも魂は永遠だから。
父の魂が消滅したわけではないと信じている。
肉体が苦しんでまで生き続けるのは、周りも辛いです。
この綺麗な大空、父はどのような列車で天国へ進んでいくのかな、風を受けながら
気持ち良い大空を昇っていったのかなと空を見上げていました。