こんにちは。
鍼灸の先生に、「散歩しましょう」って言われることがあるけれど、散歩の効用がどれだけ体にいいのかというのを、今回初めて実感した。
桜を見ながら歩くのは、散歩になる。
ストレスや体調不良があるみたいだけど、散歩で良くなるか実験。
学生時代の友達と夙川駅で待ち合わせして、桜を見た。
彼女とはもう30年来の友達で、病気で死にかけたことのある私にとって、
こんなに長く友達でいられることが、不思議なほど。
ウィル・スミスのビンタ、どう思う?
めっちゃウィル・スミス大好きやったのに!あんなことするなんて。
同級生のお父さんが、認知症で、大変やねん。
同級生のお父さんが1週間前に亡くなってん。
実家がある田舎の100歳のおばあちゃんの世話の話。
彼女のお父さんの癌の手術の経過の話。手術をした後、がんが見事に消えた話。
話を聞きながら、私も2020年末に父を亡くした時よりかは、だいぶ心もニュートラルに、以前の自分に戻ってきているように思える。
夙川の桜を見たり、洋食のランチを食べたり、コーヒー専門店でアイスカフェラテをテイクアウトして、飲みながら歩いた。
太陽の光を浴びて、美味しいものを食べて、友達の飼っている猫と遊ばせてもらって、
まだ抜けきっていない仕事の疲れが残っていて、アレルギー鼻炎のような症状も出て、花粉症なのかなって思ったけれど、その日は、いい感じで疲れてぐっすり眠れた。
別の日に、一人で京都へ桜を見に行った。
京都御所の桜も満開だった。
桜餅の葉っぱの匂いがした。
こうやって、太陽の光に当たっていると、頭がズキズキしてきて、アレルギー鼻炎のような症状がまた出てきた。
寒くて長い冬の後に、やっときた春の日差しに体がびっくりしているのだろうか。
私も弱ったものだなあと思ったりして、その日はぐったりして疲れてすぐ寝た。
翌々日くらいには体の芯の冷えが治まり、体のエネルギーが強くなっているのを感じた。
仕事で疲れていたり、ストレスが溜まっているときは、目がかすみ、頭も重たい、気分も重たいのだけれど、
太陽の光を浴びて、桜を見て、散歩をしたおかげで、気分は明るく意欲的になり、
美味しいと感じたり、目も頭もスッキリしている。
鍼灸の先生の「散歩が一番いいですよ」という言葉、10年以上前から聞いてたけど、
ここにきてやっと初めて自分でわかった。
やっと私の体と心が春の季節へ移行できたように思う。
さらに別の日に、京都の散りかけの桜を見た。
高瀬川には散った桜の花びらが流れ着いていた。
桜以外の花も咲いてて、柳の緑色も綺麗。
京都はパン屋さん、カフェも色々あるので、モーニングもいいかなと思ったけれど、
抹茶と和菓子にした。
抹茶は、自分でたてることもできると知ったので、店員さんに聞いた。
簡単に教えてもらいながら自分で立ててみた。
手首のスナップを効かせるのが、うまくできなかったけれど、なんとか泡も立って、
美味しい抹茶をいただけた。
鴨川の水が、澄んでいて綺麗だった。
桜の花びらが浮いていた。
鴨がたくさんいた。小ぶりの鴨がたくさんいたので、まだ若いのだろうか。
とんびがいっぱい鴨川の上空を飛んでいた。
ぴーひょろろ〜、ぴーひょろろ〜
大きな大きなとんびがいっぱい飛んでいた。
もう太陽の光に負けたようなズキズキの頭痛も、アレルギー鼻炎も出なかった。
日陰でヒョロヒョロと頑張って生きていたモヤシみたいなものが、太陽と桜と散歩によって、
芽吹くような、気というのか、なんだかエネルギーが強まったように思う。