こんにちは。
もう11月も終わりそうだし、紅葉が終わってしまう前に今年も紅葉をしっかり見たい思い、ひとりハイキングに行きました。
初めての山なので、下調べをある程度しておきました。
最寄駅に降りてすぐのインフォメーションにいるおじいさんにも挨拶をして山の天気やコースを確認、リフトの営業も通常通りと確認した。
ハイキングコースは中級者向けのものが5本くらいある山で、見晴らしのいいコースにしようか、沢のあるコースにするか決められず、インフォのおじいさんに聞くと、風が強くて寒いから、谷を歩く「沢のコース」がいいとアドバイスをもらう。
山頂では、ハイキング客の人たちを見かけたが、私が歩いた沢のコースには道中すれ違う人はいませんでした。
山頂までの孤独な2時間のハイキング。
道は、最初は平坦ですが、進んでいくと石ゴロゴロ、沢を越えたりしながら、
最後の方は急な登りの道で呼吸も乱れ、息苦しいほどに。。。
2年前のスペイン巡礼800kmを歩いた経験で足腰は昔よりもしっかりしているが、心肺機能は衰えており、運動不足を痛感しました。
この道は、人生と同じ。
最初は平坦、だけど、だんだんと苦しく険しい道になっていった。
いろんなことが浮かんでは消え、最後は呼吸をするのが精一杯。
そして吸う方ではなく、吐く呼吸が長くなっていて、ヨガのレッスンを思い出す。
吐く息が長くなっているから大丈夫だ、、と安心する。
山頂はものすごく寒い。
清々しい気分になっていた。
山を下る頃には、想念や雑念は消えていた。
新しいハイキングシューズも大丈夫だった。
軽くて歩きやすい。
山の斜面の上の方で、「キユーーーーン!」と動物の声が聞こえて、上を見上げると2頭の鹿がいた。
やっと山頂。
寒すぎて、持ってきた「おにぎり」は歩きながら食べた。
山歩きをすると、体力の衰えを確認することができるし、自分の体のどこらへんが弱っているのかもチェックできる。
以前より、関節などがクネクネと弱々しさを感じるところがあったり、
姿勢の悪さからの首の後ろのつっぱりや、肩などのこわばり、それが呼吸の通りにも影響しているように思える。
ただ舗装されたコンクリートの道を歩いているだけでは見過ごしてしまう自分の衰えを、山を歩くと体力低下が嫌でも思い知らされるので、時々はそういう自分の体のチェックのためにも、そして想念をスッキリさせるためにも、気が向いたらハイキングすることにしよう。
病院でも健康チェックはできるかもしれないけれど、
山を歩くと自分でチェックできる。
呼吸の乱れ、汗のかき方、痛みが出るところ、足の力の入り方、そういう観点から自分の体のチェックをして、体力もつけながら、血液や気の流れを良くして、ストレス発散にもなるし、よく眠れるし、いいことがいっぱいあると思う。