【6月20日(火)】
天気は晴れ。
6時起床。
今日は最後の難関と言われるセブレイロ峠を通る日。
もう登りきるしかない。
峠っていうからどんな山道なんだろうか不安があった。
気合を入れて準備をする。
ヴァレリーは朝食を取るため、私は先に7時に出発した。
アルベルゲからの眺め。山の上の建物が気になった。
カメラーのズーム。
廃墟のように見える。
車道のある山道を歩く。
あまり人がいない。
カカシもスペインだとこんな感じに。
アルベルゲ兼バルを見つけて1回目の休憩。
きれいで清潔そうなアルベルゲだった。
こちらに泊まりたかったなあ。
自転車巡礼者はまっすぐ。歩く巡礼者は左へ。
思ったより、日差しが入り、明るい道でよかった。
森の中で小さな動物の動く音が木から聞こえた。
動画を撮りました。
木の幹を掘って、巣を作っているのか、餌を探しているのか。
森の中は、鳥の可愛い声が響きます。
歩き出してから、二つ目の街。
この辺の宿に泊まった巡礼者たちもいた。
庭先に、見覚えのある女の子。
イタリア人のダニエラだった。今から11日前のアルベルゲで会った子で
私の名前も覚えててくれた。
その時から足の豆がひどくて痛そうだったけど、さらに悪化していたので辛そうだった。
お互い励ましあった。
上り坂を上がっていくと、見晴らしのいい景色になった。
山の上までいつの間にか上がってきた。
見下ろす山々と、小さく見える家や道路。
清々しい気持ち。
ここからガリシア州に変わる。
自然豊かな道に癒される。
景色が素晴らしい。
山のてっぺんに教会と街があった。
今度は下り坂。
車道をどんどん下っていく。
二人乗りの自転車の巡礼者がいて、気持ち良さそうだった。
番組か何かを収録するスタッフを見かけました。
ヴァレリーとカナダ人の60代のマリーもカフェで休憩。
巡礼2回めのマリーは、淡々としていて、力強さがあった。
私は体力に不安があったが、一ヶ月以上も歩いていたら、
そんなことはどうでもよくなっていた。
風邪をひくこともなく、お腹も壊さず、もりもり食べて、よく歩いて元気になっている。
登りの森の中とは違って、下山した後の道は、太陽の日差しを遮るものなくなり、
暑くなってきた。
もうだいぶクタクタです。
もうすぐ目的の街。
15時前にやっとアルベルゲに到着。
今日も暑かったので、ベッドに眠る巡礼者たちや、庭でおしゃべりしたり、
洗濯する人、シャワーを浴びる人、それぞれの時間を過ごす。
ディナーは賑やかでした。
イタリア人夫婦、小学生の子供連れのデンマークの3人家族など、アルベルゲの宿泊者たち全員が長いテーブルに座って、料理をとりわけ、ワインを飲み、おしゃべりした。
久々にお米を食べることができた。
ここのアルベルゲの料理は評価が高いのをみんな知っているようでした。
自慢の料理を出してくれて、アルベルゲも綺麗で、気分良く過ごせます。
窓もたくさんあって明るい。
家の窓、窓から見える風景で、こんなにも気分に影響するとは思わなかった。
サンティアゴの名物のアーモンドケーキもよく見かけるようになった。
ごちそうさまでした。
【アルベルゲ】
・8ユーロ
当時の日記です。