スペイン巡礼:【Day 24】Reliegos → Leon (24.9km)

【6月12日(月)】

 

天気は晴れ。

 

巡礼を開始して、24日目になった。

この頃になって、

初めて、

なぜ自分がスペイン巡礼にきたかという目的がわかったような気がした。

 

スペイン巡礼にきた目的は、1つには絞れなかった。

 

 

でも、深いところでは、

無意識のところでは、

心を豊かに、心のスペースを広げたくて、スペイン巡礼をしにやってきたんだと、

歩いている時に、腑に落ちた。

このタイミングで来たことは、導かれていたんだと自然と思えた。

巡礼24日目にして、やっといい意味で、頭が空っぽになってきたのかもしれない。

 

 

朝4時に起床し、4時半に出発した。

今日は約25km先のレオンという大きな町まで歩く。

 

 

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出発して、6.4km先の、Mansilla de las Mulasという町へ入った。 

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まだ辺りは真っ暗だけど、1人で黙々と歩く巡礼者を2、3人見かけた。 

 

 

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 日が昇り始めた。

 

 

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 Villarenteという町へ入った。出発して12kmほど歩いて来た。

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 Leonまでの道案内が壁に書かれていた。

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田舎道から、急に大きな道路の横を歩く。 

 

 

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 この歩道橋を渡る。写真でみたことのある歩道橋。

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 同じアルベルゲだったペネロペクルス似の母親と、小学生の娘と息子の3人が、自転車でシャーッと風を切って下り坂を走り去って行った。

たくましくてカッコいい。

 

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大きなスーパーを通り過ぎる。 

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Leonの町に近づいてきた。 

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 途中、バス停のベンチで座って休憩している巡礼者がいた。

顔なじみの40代のスイス人夫婦だった。

またねと言って私は歩き続けたが、レオンの町では同じアルベルゲだった。

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 旧市街の入り口に到着した。

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 教会やお土産物やが出てきた。

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 古びた教会に入ってみた。

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サンティアゴデコンポステーラまで、あと約300km。

1日25km歩くとしたら、あと12日間ほどでゴールに到着することになりそう。

 

 

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 ガウディの建築が見えてきた。

 

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 暑くて、ザックも重いので、後でゆっくり観ようと通り過ぎる。

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レオン大聖堂が見えた。

早くアルベルゲを探して、身軽になりたい。

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 アルベルゲリストの上から1つ目は、中学生の研修で3日間は使用できないと言われた。

リストにあるあと7つのアルベルゲはどこにあるのだろう。

お店が多すぎて、アルベルゲの印が見つけにくい。

もう一度レオン大聖堂の前を歩いたら、

大聖堂の向かいにあるベンチで、ジェラードを食べている小柄な東洋人のおじいさんが視界に入った。

日本人の70代のSさんだった。(5回目の再会)

Sさんにアルベルゲの場所を聞き、同じところにした。 

 

 

 

アルベルゲへ向かう途中、散歩している日本人のYさんに再会した。

Yさんは、ピレネー越えの翌日からパンプローナまで一緒に歩いた世界一周中の日本人の子。

約2週間振りに会ったYさんも元気そうだった。

1日に60kmも歩いた日もあったと言っていた。

日本人のKさんともレオンで再会できたそうだ。

みんな元気で巡礼を続けられている。

よかった。

 

 

アルベルゲがオープンする13時まで、広場の日陰で休んでいるスイス人夫婦がいたので、私も一緒に座って休んだ。

彼らはレオンの町で巡礼を終え、来年、レオンから巡礼を再開するとのこと。

 

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13時前になり、アルベルゲの受付が開始された。

私営のアルベルゲで部屋は風通しよく明るくてきれいだった。

ブルゴスの前後から時々挨拶していたスイスの老夫婦も同じアルベルゲだった。

スイス人夫婦の2組とここで一緒になり、この2組ともここで最後となった。

 

パンプローナ、ブルゴス、レオンと大きな町を歩いてきているが、

ここレオンでまたステージが変わり、自分が出会う人たちも変わっていった。

 

巡礼の39日間、飽きることなく歩き続けられたのは、

景色も町も変わり、出会う人たちも、ステージも変わっていったからだろうか。

 

巡礼が1つの音楽(曲、歌)としてカタチがあるものだったとしたら、

レオンからまたサビが変わるような、サビが生まれるというのか、

また新しいページがめくられてくるような感覚。

パンプローナまでのサビ、

ブルゴスまでのサビ、

レオンまでのサビが確かにあった。

 

後で振り返ると、あそこでサビが転換したのかなあとか思えるポイントがある。

今までの道が、突然現れる町により、ガラリと表情を変えたりする。

そしてそこから、出会うべき縁のある人たちが、偶然のような顔して、

目の前に現れてくる。

 

何かの法則では、

この世に偶然はなく、必然というから、

やっぱり出会ったのは、必然だった。

 

 

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トイレとシャワールームは個室タイプで、着替えるスペースも広くてゆっくりできた。

 

 

70代のSさんもアルベルゲに戻って来た。

Sさんは野菜がどうしても食べたいというので、私が買い出しにいくことにした。

旧市街のスーパーでは野菜があまり置いてなかったので、旧市街を出た。

地元の人で賑わう大きなスーパーで買い物できた。

 

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買い出しのついでに、町の様子も散策できた。

電光掲示板では、気温が38度と表示されている。

どおりで暑いはず。

 

パスタを作る際に、キッチンには備え付けのオリーブオイルと塩などの調味料があるのがほとんどだったが、こちらのアルベルゲには塩すらも置いてなかった。

 

近くのスーパーで塩と、小さなオリーブオイルを購入した。

(翌日、アルベルゲのスタッフが塩を置いておいてくれた)

 

Sさんと私はパスタ好きだ。

そしてイタリアが好きという共通点もあった。

Sさんはイタリアと縁が深く、私は旅行で行ったくらいしかないが。

きっと、過去生のどれかで、イタリアで知人だったのかもしれない。

ほんとに、この70代のSさんとはバッタリ出くわすことが多くて、

最後は、冗談としか思えないくらい、コメディ映画のような、

ストーリーが出来過ぎなのだ。

神様も面白いことしてくれる。

 

Sさんの買っていたサラミと、ブルーチーズなどもパスタに放り込んだ。

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その後は、1人でレオン大聖堂へ行った。

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ブルゴスの大聖堂といい、こちらのレオンの大聖堂といい、大きくて、天井が高くて、

中の空間だけ特別な世界だった。

日本人の観光客が数人いた。

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次はガウディの建築の建物。

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 ちょっと周りを散策。

 

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 旧市街から伸びる一本の道の先には、噴水があった。

 

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 ガウディの銅像

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70代のSさんが、買い出しと料理のお礼に、アイスをおごってくれた。

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美味しかったです。 

 

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70代のSさんは、アルベルゲのスタッフに、腰が痛いから連泊したいと相談し、

承諾してもらえたとのこと。

通常、アルベルゲで連泊はできないルールになっている。

その町で泊まりたいなら、別のアルベルゲを探すか、ホテルなどに泊まる人もいる。

私もダメもとで、腰が少し痛いと伝えたら、スタッフがすぐにOKしてくれた。

それを、同じ部屋のドイツ人の20代の子に伝えたら、その子もOKしてもらえた。

これで、休養できそう。

宿を移動しなくて済むし、連泊は本当にありがたい。

 

同じ部屋のドイツ人の20代の子は、自転車で巡礼している。

その子によると、アジアの人たちは、働き過ぎだと思うとのこと。

ドイツは失業しても、家がなくても政府が生活を保障してくれているから安心なんだと言っていた。

日本やアジアでは、休みも取れないとか、

子供が塾や勉強で夜の12時まで勉強するとか聞いた事がある、それは大変だよ。

ドイツは、13時まで勉強したらあとはサッカーして遊んだりするよ。

など話してくれた。

 

他に同じ部屋には、ドイツ人カップル、フランス人の親子もいた。

次の日には、どこの国か忘れたが、3人の自転車巡礼者もいた。

みんなそれぞれの思いがあって、巡礼していた。 

 

私のベッドは、日本人70代Sさんの上だというオチもあった。 

 

【アルベルゲ】

・12ユーロ

 

【レオン大聖堂】

・5ユーロ 

 

当時の日記です↓