本のタイトルに惹かれて
こんにちは。
3月になり、少しずつ暖かくなり、寒さでキュッと縮こまっていた体と心が、
緩んできたような、開いてくるような感じです。
仕事などで頑張りすぎてて、疲れて、帰宅する。
ぼーっとネットサーフィンしているとき、
画面上になぜか、「あなたにオススメの動画」が並んでいる。
オススメされる理由や覚えなんてないよ?
なぜなら、オススメされている番組をネットで検索した覚えもないし、
頻繁に閲覧したこともないものだったりする。
Googleアドセンスのように、一度閲覧した商品などが、次の画面の広告欄に
反映されるのなら理解できる。
でも、なぜオススメされているのかわからないけれど、おそらく、今回の場合、お笑い芸人のトーク番組をネットで見ていた時があったからか、あるバラエティ番組の動画をオススメされたのかもしれない。
そこに出演されていた、モデルから女優で活躍されている30歳の女性。
日本人の父親とフィリピン人の母親のハーフで、華やかな容姿をお持ち。
お名前も個性的な、高橋メアリージュンさん。
そのバラエティ番組で、
華やかな容姿で挑戦的な美女風なのに、恋愛では奥手で古風なところが
好感度を上げるためじゃなくて、本当に不器用な感じだったので、かなりのギャップを感じました。
映画やドラマ、テレビで気になる人が出たら一旦PCなどでググる癖があるので、ググる。
本を出されていて、読者の評価がよかった。
そして何よりも彼女の本のタイトルに惹かれました。
Difficult?Yes. Impossible? ...No. わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして
- 作者: 高橋メアリージュン
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2018/01/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本のタイトルは、
わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして
この後に、彼女の言いたいことがなんとなくわかるけれど、言葉が浮かんでこない。
本の紹介文から、彼女が難病とガンを患った経験があること、
父親の経営していた会社が倒産し、一家は借金を背負ったこと。
パーティに着ていく服や、誕生日会に渡すプレゼントが買えない。
一見、人から見たら「不幸」と思われる出来事、彼女はどう思っているのか。
本を読んで、
病気をしたからこそ、その後の人生が変わっていったと書かれています。
大きな愛を見つけ、自分の中に愛が育っているのがわかります。
もともとみんな存在が「愛」といわれているけれど、
彼女自身の愛が開花されたように感じます。
がんを宣告され、「死」というものを身近に感じたことで変わった世界が、確かに存在しました。それは悪いものばかりではありません。
自分の人生だけでなく人の人生をも愛おしく感じられるようになりました。
思い出して笑顔になれる過去がわたしにはあります。
だから、私の「不幸」がひとつ欠けたとしてーーー私の人生が今より幸福だったとは思いません。
今の彼女らしさは、これまでの経験があったからこそ。
どれも辛いことだったけれど、そのどれもが必要なことだった。
すべてを受け入れて、それに対して向き合ったことで自分自身に自信と信頼がある。
逆境、苦難をも好転させる素直さ、感謝する心、愛、家族愛。
とても素敵な本でした。
いじょう。