ヨガの素晴らしさ(その1)
こんにちは。
10年前くらい、ヨガスタジオに毎週金曜日に通っていた時がありました。
幼少のころから華奢で筋肉があまりつかない体質のうえ、20代で大病したことで、健康な人よりも体力がなく、食事の量も少なく、持久力もなく、、
そんな私が、まさかやるとは思わなかったが、スペイン巡礼で800kmを歩いた。
そんなことも、全てはつながっているということが後になって見えてきたりします。
皆様にもそれぞれあると思う。
人生の転機、好転など。
後になって、あれはよかったんだとわかる。
事実は小説より奇なりと思う。
人それぞれ、ドラマチックな人生を歩んでいる。
私にとってヨガは、人生を豊かにしてくれるものです。
25歳以降、いろいろ健康になることは試しました。
33歳頃、鍼灸院に通った。
だんだんと、人間の身体って不思議だなあと思うようになった。
鍼灸での治療後、気分も明るくなり、食欲が出たり、
手足がポカポカして、寝ても寝ても、深く眠れたりする。
たかが針1本で、なぜこんなに身体に変化が表れるのだろう。
その後、ほぼ同時期だが、ヨガをする機会に恵まれた。
今から振り返ると、ヨガによって、私の人生が豊かになった。
ヨガで出会った人たちから学んだり、気づくことも多かった。
今思うことは、自分の人生が、ある時から、豊かになったと思えるのは、
ヨガで自分の身体、内面がよくなったからではないかと考える。
そう考えると納得できる。
初めてヨガスタジオに行ったのは、2006年頃。
レッスンでは、ダウンドッグというポーズを初めて体験した。
みんなのように、シルエットが山のカタチにもならないし、足の「かかと」は地面から遠く離れていた。
骨、関節、筋肉、重心、一度にいろいろなことを処理しようと脳も体も連携してバランスを取ろうとする。
ヨガスタジオに行く前までに薄々わかっていたが、私は自分の身体の柔軟性のなさに、恥ずかしさ、落ち込み、情けなさを感じた。
みんなが難なくできているポーズ、アーサナができない。
誰も他の人のことなんて気にしていないのに、当時の私は、ポーズができない自分に恥ずかしさを感じた後、ぐったり疲れていたけれども、もっと柔軟性のある身体になりたいと思った。
クラスが終わった後に、ヨガ講師の女性に、以前から苦手な「前屈」が、どうしたらできるようになるのか尋ねてみた。
「お風呂上りに、こうやって毎日やっていたら1ヶ月くらいで柔らかくなりますよ」
と、立ったままの前屈ポーズに、両腕を足の裏から抱えて、自分の胸と膝が近づくようなポーズを教えてくれた。
それから1ヶ月ほどやってみたら、だんだんと柔らかくなる感覚がわかり、またスタジオに通うようになった。
それからいろいろなヨガ講師のクラスを受講してみて、お気に入りのヨガクラスができ、毎週金曜日は仕事帰りに、軽く外で夕食をとって、クラスを受けて帰るというリズムができた。
偶然か、必然か、そのお気に入りのクラスのヨガ講師は、外国人の女性だったのだが、
私のヨガとの付き合いが深まっていったは、その講師のおかげといっても過言ではない。
さらに、そのヨガ講師がスタジオでクラスを担当するというヨガスタジオが、
自宅から通える範囲で存在していることにも恵まれていた。
そもそもそのヨガスタジオがなければ、その講師とも出会うことはなかったかもしれない。
ヨガ講師が外国人なので、英語と日本語でクラスをするのも楽しかった。
そして、瞑想、ヴィンヤサ、慈悲、いろいろな要素を取り入れたヨガは、斬新的であり、動きがあり、驚き、楽しさ、明るさ、大胆さ、力強さ、、、その中に自分が入り込んでいくようなワクワク感があった。
体力のない私は、頑張ってヨガのアーサナについていこうとして、立ちくらみがしたり、疲れたこともあったが、自分の体の変化が、後で気づけることがあり、ヨガの影響、効果に驚いた。
例えば片鼻呼吸。
クラスの最後の方で、片鼻呼吸をする。
鼻の通りが悪く、息苦しい時もあったのに、何度かクラスに通っていた時に、スースーと気持ちよく鼻の呼吸が通るようになり、頭もスッキリしていた。
風邪をひきかけの時や、体調が悪い時は、片鼻呼吸をすれば、いつもより通りが悪く、
どちらかが詰まっていたりするのでわかりやすい。
そして慈悲の瞑想。
ハートチャクラという部分を意識する瞑想法なのだが、いつの間にか、自分の胸のあたりが穏やかな湖のような状態になっていることに気づいた。
それまではその部分は、きっと、これまでの悲しみ、後悔、怒り、不安、いろいろなネガティブな部分も支配していていたに違いない。
だけど、そういうネガティブなものは小さくなっていて、穏やかな波動が波打っているような気がした時があった。
あ、これが瞑想の効果、ヨガの効果なのかもしれないと思った。
なんということだろう。
部屋でふと気づいた時、すごいと思った。
次回は(その2)を書きます。
いじょう。