スペイン巡礼:【Day 25】Leon ( 0 km)
【6月13日(火)】
天気は曇時々雨のち晴れ。
これまで日中がずっと暑い日が続いているので、小雨が降って涼しいのでラッキーと思った。
70代のSさんは、朝食を食べて、ひっそりと一人で出発したようだった。
Sさんからは、アルベルゲの冷蔵庫にヨーグルトや果物を置いていくから食べなさいねと言われてたので、おやつに頂いた。
今日は休息日。
朝9時すぎに散歩を開始した。
街の中心は、レオン大聖堂。
教会から放射状に道があって、路地や通りの両わきに宿、広場がある。
特に活気がなくても、こういう街の形が落ち着くのかもしれない。
巡礼の道のなかで大きな街であるブルゴスやレオンには、活気に満ちたエネルギーがあった。
サン・イシドロ教会を見学した。
8世紀に建てられたロマネスク様式の教会。
西ゴート王国の一つであるレオン王国(914~1109年)の首都が置かれていた町で、サンイシドロ教会は同王国の歴代国王や王一族を埋葬する霊廟(れいびょう)として建設された。この教会は、その後改築が繰り返されたため、ロマネスク様式に後世のゴシック様式やルネサンス様式がミックスした建物になっている。レオン国の王や王妃が埋葬されている霊廟の、レオン王のパンテオンの丸天井に描かれた壁画が有名である。また、併設されている美術館では中世の写本などを見学できる。
写真撮影不可の聖杯。
純金、エメラルド、ルビー、真珠などで装飾された重さ22kgのもの。
実物は、透明のケースの中に展示されていた。
キャッツアイやルパン三世が狙いそうなお宝ものという感じ。
旧市街を出てみると、地元の人たちの生活が見える。
小さなオーガニック食品店を発見。
チョコレートを購入。
レオンのパラドールであるサンマルコス。
その広場にある巡礼者の銅像。
Río Bernesga という川。
川沿いの道を歩いた。犬の散歩とか、ベンチに座っている人、通勤のために足早に歩いている人たちもいた。
旧市街に戻る頃にはお天気も回復。
テラス席でピスタチオのジェラートを食べる。
目の前にはレオン大聖堂。
せっかくだからレモンビールも飲む。(2ユーロ)
おまけとしてバゲットとオムレツがついてきた。
ビールって好きじゃなかったけど、スペインにきて、初めてビールが美味しいと思いました。
ただし、私の飲むビールはレモンビールという、レモンジュースで割ったビールだから、なんちゃってビールなのだろうけど。
アルベルゲに戻ったら、スイス人の夫婦二組も共同キッチンのテーブルでくつろいでいた。
真ん中の老夫婦お二人は、ブルゴスの前から時々お会いすることがあって、
日本人のKさんが先に顔見知りになっていたので、いつの間にか私も顔なじみになっていた。
両わきにいる夫婦は、旦那さんが消防員。20歳の息子がいると言っていた若々しい夫妻。一週間前に出会ってから、道中で時々会うことがあった。
スイスは1度だけ行ったけどいいところだから住んでいるあなたたちが羨ましいと言うと、
「いいところなんだけど、住むとなると物価が高すぎて大変なのよ」と話してくれた。
笑顔が素敵な人たちでした。
これ以降、彼らに会うことはなかったけど、彼らの笑顔を思い出すと、なぜかまた会えそうな気がします。
【アルベルゲ】
・12ユーロ
【教会】
・5ユーロ