スペイン巡礼:【Day 20】Villalcazar de Sirga → Carrion de los Condes (6km)
【6月8日(木)】
天気は晴れ。
今日は宿から6km先にある次の町、Carrion de los Condesで、クラウディアと合流することにした。
昨日、クラウディアとFacebookのメッセージでやりとりしていたので、
今日は「頑張らない日」にした。
同じアルベルゲの巡礼者はほとんどが日の出前の早朝に出発したようだった。
日中は気温が上がるため、早めに出て早めに宿に入ることが賢明だった。
宿に残っていたのは、豆がつぶれて歩けないためタクシーで次の町まで行く女性と、私だけだった。
8時前までゆっくりして、アルベルゲを出発した。
1時間ちょっと歩いたら、目的の町のCarrion de los Condesが見えた。
いつものペースならあと15kmほど歩くけれど、今日はここの町に泊まることにした。
スーパーもまだ開店していない。
アルベルゲの受付時間まで何もすることがない。
いつもはヘトヘトになってから町に到着するのに、まだ元気な状態で町にいることが変な感覚だった。
さくらんぼをいくつかとバナナ1本を買った。0.5ユーロ。
パン屋さんを発見。
クロワッサンを購入した。
教会でお祈りした後、パン屋さんで買ったクロワッサンを広場のベンチで食べた。
とても美味しいクロワッサンだった。0.9ユーロ。
さっくりとして、バターと小麦のいい香り。
カフェでコーヒー飲んでゆっくりする。
スーパーがオープンしたのでチーズやシーチキンの缶詰を買った。
疲れたのでホステルやホテルで泊まることも考えたが、35ユーロ以上するホテルしか見当たらなかった。
アルベルゲの受付を済ませ、ベッドを確保した。
部屋にはイタリア人のダニエラがいた。
メガネをかけてショートカットで真面目そうな女の子。
豆が悪化して痛そうだったので、消毒剤を貸してあげた。
小さなキッチンではフランス人のおじさんや、スペイン人のおばさんが自炊していた。
クラウディアから、バスでCarrion de los Condesに到着したとメールが来た。
バルで待ち合わせすることにした。
クラウディアはホテルのシングルルームに18ユーロで泊まるところを見つけられたそうだ。バスタブもあり、久々にゆっくりとして疲れがとれてとても元気で明るくなっていた。
クラウディアから、おすすめの場所があるからと連れていってくれた川岸。
ここで裸足になり、川の澄んだ水につかって写真を撮り合った。
彼女は去年もブルゴスから歩いているので、宿や道も覚えていた。
白いホコリのように見えるものはゴミではなく、ポプラの木の白い綿毛らしい。
2人でスーパーで買い物した。
クラウディアはミサに出るので、私はアルベルゲへ戻った。
夜食にトマト、シーチキン、チーズなどを軽く食べて、ベッドの上で横になった。
ブルゴスで過した2日間を思い出した。
あれからあっという間の1週間だった。
時間の経過が早すぎる。
少し立ち止まりたかった。
私はサンジャンピエドポーから、ゴールのサンティアゴまでは40日以内で歩くように設定した。
でも今の気持ちだと、40日以上かかってしまうかもしれない。
様子をみながら自分のペースで歩こう。
【アルベルゲ】
・7ユーロ