スペイン巡礼:【Day 16】Tardajos → Hornillos del Camino (10.6km)

【6月4日(日)】

 

天気は雷雨のち曇り。

 

朝から雷雨の中を出発した。

こんな中、誰も歩きたいとは思わない。

Walking meditation しかない。

 

 

しばらくしてバルを見つけた。

肌寒いので朝食を食べることにしたら、クラウディアもバルに入ってきた。 

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トルティーヤが美味しそう。

2種類あり、プレーンと、ミンチ肉入りがあった。

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ミンチ肉入りのトルティーヤ。パン付きで1.5ユーロ。

美味しい。

 

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このバルはアルベルゲでもあり、世界中からの巡礼者が壁にカードやお金を貼付けていた。

アルベルゲのオーナーから、もしここに何かを貼付けたかったら声かけてねと言われた。

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私は日本のコインを壁に引っ掛けた。

アルベルゲのオーナーが、記念にと聖母マリア様のモチーフの小さなメダイをプレゼントしてくれた。

いろいろ話しかけてくれて笑顔で気さくなオーナーでした。

思っていた以上に肌寒いので、バルのトイレを借りて、ズボンの下にメリノウールのスパッツを履いた。

 

少し休憩している合間に雨が止んでいた。

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雨は降ったり止んだりを繰り返す。

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クラウディアが友達になったドイツ人の親子とも一緒に歩いた。

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ドイツから父親と歩いている10歳のルイス。

2週間の学校の休みを利用して親子で歩いている。

将来、1人で歩けるようにと父親が連れてきた。

 

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ルイスが大人のペースについてこれない時は、後ろから「パパー」とルイスが呼ぶ。

父親によると、ルイスは歩くペース配分ができなくて、前半は飛ばして、後半は疲れていると言っていた。

子供は好奇心がいっぱい。道端の生き物や動物などいろいろなものにかけよっては観察していた。

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クラウディアは長距離は歩けないが、歩くペースはゆっくりの時と速い時がある。

みんな自分のペースで歩くのが一番いい。

途中、クラウディアは速度をあげてバルへ入っていった。

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小さなお店があった。

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小さなシャンプー、歯磨き粉、保湿クリームなど、巡礼者にはとても嬉しい品揃えだった。

Diaなど大きなスーパーには、お得用サイズみたいなシャンプーや石鹸が多かったので。

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私はまだ歩けそうだったので先へ行こうか迷った。

次の町・Sambolまでは、5.8km。

1時間半くらいで行けるだろうか。

もし、山道や、雷雨だったら・・・

道に迷ったら・・・

一旦、歩き出したが、やはり人も少なく、薄暗いため、公営アルベルゲがあったのでそこで泊まることにした。

 

 

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教会のすぐ隣にある、地下1階と1階からなるアルベルゲ。

受付時間になるまで、数人の巡礼者と雨宿りしながらベンチに座って時間を過ごした。

 

アルベルゲの受付時間が始まったら、一緒にベンチに座っていたおじさんが声をかけてきた。

「あなたは他の人よりも先にアルベルゲ前に到着していたんだから、列の前にはいりなさい」って言ってくれた。

どうやら南米から来ていた若い巡礼者の二人組が、受付の列に並ばないため、みんな列の隙間を作らないようにしているようだった。

若い巡礼者の中には、順番を守らず後からアルベルゲへ到着しているのに、先に受付に入ろうとする人を3回ほど見かけたことがある。

日本では、若い人が後から来ているのに、先にいる中高年よりも我れ先にと順番を守らないのは、あんまりないかもしれないけど・・・。

 

 

 

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「あなたのベッドはこっちね、上か下か選んでね」と言われて、今回は下を選んだ。

さっそくシャワーを浴びて休んだ。

この部屋は静かで、昼寝もできて、疲れが取れた。

 

 

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宿のオーナーの親族が飼っている犬。まだ子犬で可愛らしかった。

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私のベッドの上にはフランス人の男性だった。

毎日ヨガをしていないから身体が固いと話したら、ヨガマットを貸してくれた。

なんというヨガつながり。

 

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キッチンで緑茶を湧かして飲んだ。

 

キッチンに70代の日本人男性の巡礼者、Sさんがいた。

 これで個人の日本人に会ったのは10人目。

今日はブルゴスから20kmちょっとの距離を歩いてこのアルベルゲに到着したとのこと。

 

アルベルゲの向い側に美味しそうなバルがあるから一緒にご飯どうですかと声をかけてくださり、一期一会、お伴させてもらった。

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70代のSさんは、若い頃からヨーロッパが好きで、奥様やご家族とよく旅行されている方。可愛いお孫さんの写真も見せてくださった。

四国お遍路は既に完歩され、スペイン巡礼に初チャレンジだそうです。

私が巡礼2日目と9日目に会った20代の日本人Yさんとも先日アルベルゲで会ったそうで、苦手なwi-fi接続や、バッテリーの不具合などを、いろいろと教えてもらったそうだ。

Sさんが持って来られたiPad

どうしてもwi-fiがつながらないので、私にも後で確認してほしいと頼まれた。

 

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食事を終え、アルベルゲに戻ると、Sさんの巡礼ノートを見せてもらい、巡礼の道の情報や観るべきものをノートに貼付けたり、書き込まれていた。

YさんがSさんの為に、wi-fi接続ができるまでの一連の手順を書いたメモを見せてもらった。

設定やログイン方法は問題ないとメモに書かれていた。

そしてちゃんとwi-fiにつなげることができ、メールの送受信もできたそうだ。

だけど、それからまた同じ手順でやっているのに、どうしても繋がらないという。

 

ルーターのバッテリーの充電、これ、大丈夫なの?」とSさん。

よく見ると、レンタルしたルーターとバッテリーの接触が悪く、十分に充電できない為、バッテリー不足とエラーが表示されていた。

テープでバッテリーの接触部分をグルグル巻きにして固定し、角度を安定させることでなんとか充電が正常にできるようになった。

それから、ログインし、設定を確認して、繋がった。

これで繋がったので、安心。

原因は、ルーターが充電していたつもりが接触不良で充電されていなかったこと。

今後は、バッテリーの充電ができているかランプの色をチェックする必要が課題のようだ。

 

 

私はiPad miniwi-fiが繋がるバルやアルベルゲでネット接続しているので、ルーターのバッテリーについては、考えたことがなかった。

ほとんどのバルやアルベルゲではwi-fiが繋がった。

でもSさんは、町のwi-fiに切り替えるよりは、レンタルルーターwi-fiに繋げる方法を確実にしたかったようだ。

 

アルベルゲに戻って、ベッドに入った。

ベッドの周りの人と少し会話した。

メセタの大地ってどこからどこまでのことなの?という私の素人な問いにも、親切に教えてくれた。

 

夜も静かで、すぐに眠れた。

 

【アルベルゲ】

・6ユーロ