スペイン巡礼:【Day 14】Burgos (0km)

【6月2日(金)】

 

天気は晴れ時々雨

 

今日は、巡礼はお休みの日と決めた。

1日ゆっくりしよう。

巡礼を開始して2週間が経過した。

初めての休養日。

 

アルベルゲはたいてい朝8時までに荷物を持って出ないといけないルールがある。

とりあえず、食堂に行き、顔見知りの人たちと挨拶し、出発する巡礼者たちを見送った。

そこに日本人らしい女性を発見。

挨拶すると、関東からこられている方でMinaさん。

これで個人で歩いている日本人は9人目。

シャーリーマクレーンのカミーノを読んで歩いているという動機が私と同じ。

Minaさんも、先日出会った20代の日本人Mさんと同じ様に1日に歩く距離を設定されており、マイペースを保っているとのこと。

お互い歩く距離が違うため、もう会えないかもしれないから連絡先だけは交換して、頑張ろうねと励まし合った。

 

今度は、南アフリカのJさんがやってきた。

今日、バスでレオンまで移動するとのこと。

彼女は3週間の休みしかない為、レオンまで移動して、最後のゴールまで歩くそうだ。

もう会えないから一緒にお茶でもしにいこうと誘ってくれた。

アメリカ人ペリグリーノのBさんと3人でアルベルゲの前のバルでモーニングセットをオーダーし、おしゃべりした。

 

 

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アメリカ人のBさんは、南アフリカにボランティアへ行ったことがあるそうだ。

仕事は確か、リサーチャーをしていると言っていた。

スクールの支援で旅をしていたとき、カミーノを歩こうと考え、

今は自費で旅をしているらしい。

スクールの支援? どういう関わりなのかまでは理解できなかった。

Bさんのアメリカ英語が早いのと、Jさんにも説明してもらうが、私の頭では理解できなかった。どういうお仕事だったんだろう。

その後も面白い話をしてくれたので、彼のバックグラウンドはなんだか興味深かった。

後で、KさんがBさんと別の町で再会したとき、彼女と合流して幸せそうなBさんを見たのが最後だったそうだ。

 

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私は長距離を歩き続けたことで足に筋肉がついて大きくなり、登山靴が窮屈になったこと、サンダルが欲しいと話したら、Jさんも同じくサンダルを買いたいとのこと。

これから暑さも増し、メセタの大地といわれる道も待っている。

ゴアテックスの防水の靴だと長時間の徒歩は辛い。

Bさんがモールへ買いに行こうと提案してくれて、モールへいく送迎バス乗り場や方法を地元の人に聞いてくれた。

スペイン語もペラペラなBさんが、送迎バスの時刻や乗り場を現地の人に聞いてくれて、効率的に動けた。

 

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送迎バスに乗ってモールへ

10分ほどで、バスは大きな倉庫と駐車場のある敷地で停車した。

倉庫の中はすべてアウトドア商品。

値段も安く充実している。

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サンダル売り場で、Jさんと何種類か試し履きし、2人とも同じサンダルに決めた。

 

その後は、同じ敷地にあるマクドナルドでランチをした。

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BさんもJさんもハンバーガーを喜んで頬張っていた。

Bさんはハンバーガーをかじりながら、もう幸せ〜という表情をしていた。

 

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フィッシュバーガーを食べた。味は昔と変わらない懐かしい味だった。

 

その後、私とJさんは、私のホステルに荷物を置いて、ホステルの隣にあるバスセンターでJさんのレオンまでのチケットを購入した。

そして2人でブルゴス大聖堂を見学しに行った。

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世界遺産ブルゴス大聖堂

ブルゴス大聖堂 - Wikipedia

1221年から建設が始まり、1567年に完成した。

スペインの三大カテドラルのひとつ。

 

guide.travel.co.jp

 

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 入り口から入ってすぐ、天上の高さ、空間に圧倒された。

ゴシック建築では、高い壁の先にある天上の空間に、神の偉大さを表現しているそうです。

 

 

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 バラ窓は、内側からみるとステンドグラスの色彩が美しく光っている。

 

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こちらの受付でオーディオセットを借りることができる。(日本語なし、英語あり) 

 

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なめらかに思える壁。繊細で優しく、白くてきれい。 

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身廊の長さ84m、円蓋の高さは54mある大規模な聖堂で、随所にスペイン独自の技巧と装飾を凝らしている。

ブルゴス大聖堂 | 世界遺産への行き方

 

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天井が高く、見上げてばかりいて首がだるくなるほどだった。

ゴシック建築では、柱の重力感を排除して、壁は薄く膜の様に表現し、

神秘的で超越的な空間を創造しているそうだ。

 

 

 

ブルゴス大聖堂内でKさんと偶然会えた。

3人でバルのテラスでお茶をした。

雨雲が迫ってきて、すぐに激しいスコールがきたが、おさまった。

Jさんのバスの時間がせまってきたので、3人で記念撮影をした後、Jさんを見送った。

 

 

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Kさんとブルゴスの町を観光した。

Kさんのショッピングにも付き合ったりして、巡礼者であることをしばし忘れた。

2人で観光中、アメリカ人Bさんが買い物帰りにホステルに入るところで偶然再会した。

KさんとBさんを紹介して、今日モールに連れてってくれたことにとても感謝していると伝えた。

Bさんは、ハンバーガーの入った袋をぶらさげて、眠たそうにホステルに入って行った。ランチにハンバーガーを食べたのに、夜ご飯もハンバーガー。

彼は本当にハンバーガーが大好きのようだ。

 

Kさんと一緒に夕ご飯はペリグリーノメヌー(10ユーロ)にした。

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メインは魚を選択した。

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デザートはアイスクリームかタルトの二択だった。

タルトにしたかったのだが、ウェイトレスの方にうまく伝わらず

頼んだつもりはないのにアイスクリームが出された。

甘すぎたけど、美味しかった。

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その後も少し歩いた。

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アルベルゲでお気に入りの身体を洗う手ぬぐいと石けんセットを置き忘れていたので、

「ザ・ボディショップ」でシャンプーとタオルを買った。

大きな町には、ZARAなどのブランドのお店も見かけた。

 

 

可愛いらしい手作りのアクセサリー店を発見。

 

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ホタテのモチーフに出会うと嬉しくなる。

 

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貝、たつのおとしご、亀、魚、鳥、鳥の羽など。

 

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 チャームがたくさん売っていて、ブレスレット、ネックレス、イヤリング(ピアス)など自分でアレンジすると楽しそう。

 

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ブレスレット等にする紐やリボンの色合いがお洒落だった。

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ホステルに向かって歩く時に、もう一度、ブルゴス大聖堂を眺めた。

Kさんは最後にミサに参加しに行った。

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「あっかんべー」ってしているみたい

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ブルゴスは観光客も多く、みな楽しそうだった。活気に満ちていた。

もうしばらく、ブルゴスに飽きるまで留まりたかった。

 

 


旧市街から橋を渡って少し歩き、アルベルゲで紹介してもらって予約していたホステルに到着。

Hostel Burgos (スペイン ブルゴス) - Booking.com


ホステルの2段ベッドの上にいたのは、フランス人のペリグリーノ、クラウディアだった。

自己紹介をしあい、お喋りしているうちに、ヨガが好きであるという共通点が見つかった。

 

 


 

【ホステル】

・16.5ユーロ

【教会】

・4.5ユーロ

 

当時の日記です。


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