スペイン巡礼:【Day 12】Belorado → San Juan de Ortega (24.4km)

【5月31日(水)】

 

天気は曇りのち晴れ

 

今日も歩けるところまで歩いてみよう。 

Kさんは、日の出前に準備を終え、出発した。

韓国のCさんもベッドから起きてきて、

「おはようございます」と日本語で挨拶しあった。

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アルベルゲを出てすぐの教会。

昨夜、Cさん、Kさんと3人で少しだけミサに出席した教会を通り過ぎる。

ミサにはたくさんのペリグリーノが地元の方に混じって出席していた。

 

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バルを見つけて休憩。カフェコンレチェ 1.1ユーロ



 

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小さな町を3つほど通り過ぎた。

その後、急な上り坂が出てきた。

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久々の上り坂、山道に息切れがする。

いったん、呼吸を整える為にザックを下ろして休む。

 

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朝からどんよりしていた曇り空が、この山道に入った頃から晴れてくる。

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 キレイな空。木漏れ日。

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美しい森の中の道を歩いている。

だんだん暑くなって汗もでてくる。

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前方では急な下り道の後の、急な上り道。

山と山の間の谷のような道だった。

 

 

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登りきった後は平坦な道が続いた。

 

 

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移動販売の車と休憩所があった。

音楽もかかっていてカフェテラスのようだった。

Kさんとここで合流し、次の町でアルベルゲを探すことにした。

 

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まるで日本の8月の空みたい。

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定員数68人のアルベルゲ。

ここSan Juan de Ortegaという町は、スーパーもなく、アルベルゲも1つしかなかった。

その為かベッドを確保できないペリグリーノもいて、床の上に宿から貸し出されたベッドマットを敷いて一晩を過ごした人も何名かいた。

 

 

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 wi-fiは弱めだった。

いつものうように、アルベルゲに到着後はシャワーを浴びて、洗濯をする。

S字フックを持って来なかったことをここでも後悔。

なんとか狭いシャワールームで貴重品を濡らさずにシャワーを浴び、体と髪の毛を石鹸で洗い終えた。

3日前に同じアルベルゲでベッドが隣だったフランス人のおばさんとその友人とシャワールームで再会した。

私の名前を覚えてくれていて、声をかけてくれた。

友人の女性も日本に興味があると話してくれた。

アルベルゲはいくつかの部屋に別れている為、同じアルベルゲであっても最初は気づかないことも多かった。

 

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シャワーを浴びた後に、外のベンチでのんびりする。

スウェーデン人のペリグリーノ、Yさんもいた。

Yさんはアキレス腱のところの皮膚がえぐれて赤い血の色も見えてて痛々しい。

もともとが色白の肌に、怪我をしている部分が赤いので、よけいに目立つ。

丁度一週間前、Yさんと同じアルベルゲだった時は、まだ彼も今のように日に焼けておらず、靴も問題なかったのに、歩き続けていくうちに、身体は変化していくからだろう、私と同じ様に靴が合わなくなってきたようだ。

彼はザックに登山靴をくくりつけ、靴下とサンダルで歩いている。

私が一週間前に薬局で買った、日本でいうマキロンのような消毒剤を貸した。

この消毒剤は、足の豆が破けて痛々しい人たちに貸すと、翌日、劇的に改善されるものだった。たぶん、気の持ち様もあったり、乾燥した気候なので、傷も治りやすいのかもしれないけれど・・・。

結局、一度も自分は使う機会がなく、何名かのペリグリーノに貸しただけだったけれど、これは何かのお役目だったのかもしれない。

あまりにも見てて痛々しのに、若い彼は鼻歌を歌いながら歩いていたり、ひょうひょうとしていた。

彼を見かけたのはこれが最後だった。

彼はカミーノを最後まで歩いたのだろうか、それとも分割して来年とかにまた歩くのだろうか。

 

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アルベルゲの食堂。

アルベルゲの夕食 は9ユーロ。

ビュッフェ式みたいになっており、スタッフがお皿に入れてくれる。

大盛りもおかわりもOK。

私は少なめにしてもらった。

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正直いって、ここの食事は美味しくなかった。

ぶっちゃけて言えば、カミーノでワースト1だった。

トマトスープの具は、砕いたフランスパンが入っているだけだった。

味もなくて気持ち悪い。

 

しかし、寝泊まりできて、お腹いっぱい食べることができるだけでも有り難いことなのだった。

 

今日も頑張って歩いた。

どんどん日中は暑くなってきているし、登山靴は窮屈感が強まってくるし、

軽くて風通しのいいサンダルや草履みたいな履物で歩きたくなる。

 

みんな日に焼けて、以前よりも表情が明るかったり、吹っ切れて清々しい表情をしている人もいる。

毎日歩くだけなんだけれど、変化が起きていた。

 

そろそろベッドで横になろう。

私とKさんのベッドの周囲は、ガタイの大きな、イタリア人のおじさんチームに囲まれてしまった。

Kさんと目で会話する。今夜は眠れないかもねと残念な気持ちに。

 

案の定、日没前にも関わらず、爆睡している私の隣のお腹の丸いおじさんのイビキがすごい。

iPodのイヤホンをつけて音楽を聴くが、イビキは音楽を消し去る程の音量だった。

おじさんのイビキは、トロンボーンみたいな楽器のように、毎回同じリズムで音を奏でる。

Kさんは巡礼中にイビキで睡眠を妨害されて辛かったので、時々、ホテルで宿泊しているそうだ。

私は今回、隣のベッドに大きなイビキの人が当たったのは初めて。

今後どうしても耐えられなくなったらホテルもありなのかと思う。

しかし、そんな懸念は必要なかった。

体力がなく疲れている私にとって、巡礼中、他人のイビキはほとんど関係なかった。

いつも消灯になればすぐに眠ってしまい、夜中に目が覚めることもなかった。

 

明日はカミーノにある大きな町、ブルゴスへ行く。

ブルゴスで一旦巡礼を終えて、翌年ブルゴスから歩き始める人もいるし、

ブルゴスで数日、休養する人もいる。

私は、体力的に問題なければ、ブルゴスで連泊せず、そのまま歩こうと思う。

歩ける時に歩いて、雨の日などはあまり歩かなくても済む様にしたい。

雨の日は写真もほとんど撮れないし、歩いていて楽しくないから。

 晴れていれば、多少きつくても、距離を多めに歩こうと思っていた。

 

【アルベルゲ】

・10ユーロ