スペイン巡礼:【Day 3】Zubiri → Pampelune (19.3km)
【5月22日(月)】
天気は晴れ。
朝6時過ぎに出発。
今日は巡礼の道のなかでも大きな街と言われている牛追い祭りで有名なパンプローナまで歩く。
↑ドアの上部に飾られている黄色のドライフラワーは魔女よけ。
魔女がこの花びらを数えてしまうため、家に入って来なくなるそうです。面白い。
この山を越えて来た。
ここに来るまでかなり疲れていた。
アップダウンの多い道のりだった。
橋を渡ると小さな教会があった。
教会の椅子に腰掛けてしばらく時間を過ごした。
巡礼手帳にスタンプを教えてもらった。
お昼過ぎにはパンプローナの市街地に入って来た。
オープンカフェで休憩。
フランスのボルドーからきていた巡礼者がいたので相席させてもらった。
このおじさんは4年前にもカミーノを歩いたと言っていた。
私はモストというドリンクを注文。ワインになる前のぶどうのジュース。
これがとても美味しかったので巡礼中は何度か飲んだ。
ここからパンプローナの旧市街までけっこう歩くことになる。
ホタテ貝で装飾された可愛らしい家があった。
アルガ川にあるサンペドロ橋を渡った。
目当ての宿にやっと到着。
歩いている時は暑くて汗だくになっていた。
中庭のテラスでくつろいでいた日本人の巡礼者、RさんとSさんと会った。
日本人に会ったのは4人目。
お二人は登山仲間だそうです。
洗濯を済ませ、街歩きに出かけた。
城壁に囲まれた都市。この城壁の中へ坂道を上がって行くと旧市街がある。
大きな門がお出迎え。
城壁内は小高くなっていて、眺めが良く静か。
10世紀から16世紀初頭まで続いたナバーラ王国の首都として栄えたパンプローナ。
毎年7月上旬に行われる牛追い祭りは、ヘミングウェイの「日はまた昇る」に描かれ、世界的に知られるようになった街。
ここにもアルベルゲはいくつかあった。
巡礼の矢印のマークは黄色のペンキで壁や地面に書かれたもの以外に、壁に埋め込まれた四角い標識、写真のように地面に銀色の丸いマークが埋め込まれているものもあった。
サラミ屋。
市庁舎。牛追い祭りの日は多くの人がこの広場に集まるけど、今はとても静か。
大聖堂。
アルベルゲのオーナーから教えてもらったレストランへYさんとペリグリーノメニューを食べに行った。
ウェイターさんがテキパキしててフレンドリーな感じでした。
地元のおばあさんが連れていたお孫さんが可愛らしい。
隣のテーブルの巡礼者がこの女の子を抱っこさせてもらっていた。羨ましい。
前菜は、Yさんはミックスサラダ。私はパスタを選んだ。
前菜でパスタを選ぶと、イタリアのパスタとは別物で、やわらかくて子供も食べやすい麺と、甘めのトマトソース。すでに前菜でお腹いっぱいになるボリュームだった。
メインは、魚のフライにした。
デザートはカスタードを選んだ。スペインのカスタードは、日本のカスタードクリームのような濃厚さはなく、玉子とミルクのとろっとしたもの。
食後にコーヒーを飲んだので1人13ユーロくらいだった。
大きなスーパーがあったので寄ってみた。
日本のメーカー「味の素」が出している「YATEKOMO」という焼きそばのインスタント。スペインだけで売られていて、ポルトガルなどでは売っていなかった。
アルベルゲではRさんとSさんと合流し日本人4人で芝生の上でピクニックをした。
楽しいひとときだった。
日が沈んでくると、風が冷たい。
もっと話したかったけど宿に戻り明日の為に早めに寝ることにした。
【アルベルゲ】
・6ユーロ
【教会】
・3ユーロ(巡礼手帳で割引)