スペイン巡礼:【Day 2】Roncesvalles → Zubiri (21.7km)
【5月21日(日)】
天気は晴れ。
アルベルゲには大きな食堂とキッチンがあり、鍋や調理道具も揃っていた。
IHコンロでお湯を沸かし、日本から持って来た即席お味噌汁を飲んだ。
キッチンでは、香港からきた巡礼者がいて少し会話した。
日本からきた巡礼者もいて挨拶した。四国のお遍路を歩いたので、今度はスペイン巡礼をしにきたと言っていた。
ベッドに戻ると、もうほとんどの人が荷物を持って出発していた。
私も荷造りし、宿のスタッフが笑顔で見守る中、出発した。
大きなアルベルゲだったのでのスタッフもたくさんいて、わからないことは親切に教えてくれた。
185以上のベッドがある修道院のアルベルゲ。地元スペインの巡礼者は、ここからスタートする人も多かった。
空気はひんやりして気持ちのいい朝。
ヘミングウェイの常宿と看板があった。
途中のバルで朝食をとっている巡礼者もいた。
小さなパン屋があり狭い店内では巡礼者がバゲットを買っていた。
巡礼者が多かったので道に迷うこともなかった。
右前方に面白い形の山が見えた。
日本とは違う空、景色に心を奪われながら歩いた。
途中で会った3名のアメリカ人のグループとおしゃべりした。
以前は会社員として仕事をされていたが、休暇が取れないため学校の教師になったというスペイン語の先生だった。生徒を2名連れて巡礼していた。
日本人の巡礼者Yさんと会った。
これで日本人に会ったのは2人目。
犬を連れた巡礼者もいた。
休憩時、丸太の上に座って、サンジャンピエドポーで買っていたプチトマトを食べた。
みずみずしいプチトマトがとても美味しく感じた。
2日目の巡礼の道は上り坂がいくつかあってしんどかったけど、森の中の道が多くてきれいだった。
今回も途中で汗がでてきて着込んでいた上下のインナーを脱いだ。
途中で7〜8人くらいの日本人の団体と会った。美食の街であるサンセバスチャンと一部の巡礼の道をハイキングするツアー団体の方たちでした。
巡礼の道の草花を見ながら歩かれていた。
日本食が恋しいでしょうと羊羹をくださり、みなで記念撮影として写真を撮ってくれた。
何度か休憩をとり、いくつかの小さな町を通り抜けたあと、他の巡礼者より遅めに今日の目的の街Zubiriに入った。
街に入ってすぐの1〜2軒目のアルベルゲは既に満室だった。
3軒目でベッドを確保できた。
シャワーと洗濯を済ませ、
Yさんと近くのバルで初めてのペリグリーノメニュー(巡礼者用のお得なセットメニュー)にトライ。
10ユーロで、ワイン、サラダ、メイン、デザートがつく。
この日のメインはチキンを注文した。他に魚、ビーフなどもあったりする。
このチキンは少し固かったけどあっという間に完食でき、身体が肉を必要としてるようだった。
デザートは写真を撮るのを忘れた。
あ!この子も同じアルベルゲだったのか。
途中で見かけた巡礼犬。
大人しくおりこうさんにしてる。
こんなに大きいのにまだ子供のようで、日が沈んだ後は寂しいのかキュンキュン鳴いていた。
その後、この巡礼犬とは会うことはなかった。
【アルベルゲ】
・8ユーロ